お疲れ様です。NDAJ代表の一ノ宮です。
NDAJによるディベート関連文献ライブラリー構築計画、その名も「開かれた書庫」がついに始動します。
- 概要
「開かれた書庫」は、著者本人による公開の承諾が取れた電子ファイル形式のディベート関連文献を無料で公開する計画です。
「開かれた書庫」は、その名の通り、管理者が公開文献に対してそのディベートに関する内容に基づく検閲および評価・位置付けを「一切」行わない、完全に管理者の恣意性を排除したディベート関連文献ライブラリーです。
- 目的・意義
「開かれた書庫」の目的は、管理者による一切の恣意性を排除したディベート関連文献の保管と公開です。
また、「開かれた書庫」に対する管理者の考えを示したエッセイ『開かれたディベートを支持して』も参照してください。
- 文献の公開方法
応募いただいた文献はインターネットでダウンロードしていただける形で公開します。
管理者による恣意性を排除するため、文献の分類および検索に利用する情報は、文献に関する客観的情報(著者名と著者の所属スクワッド名/出身スクワッド名)および著者本人または著者が承諾した代理人によって指定された情報(対象読者と文献概要)に限定します。
応募いただいた文献は本ライブラリーでの公開以外には使用しません。
応募いただいた文献は、月1回の頻度を目安として定期的に一括で公開していきます。
- 文献がディベートに関連するかどうかの基準
本ライブラリーでは、「ディベート」を英語ディベート界で一般的に「アカデミックディベート」(あるいは「NDTスタイル」、「ポリシーディベート」など)と呼ばれているもののみに限定しています。具体的には「審判が記録したスピーチの内容のみを判定基準として用いるディベート」と定義します※。
「審判が~ディベート」における「ディベート」は、「特定のトピックについて議論する上で互いに対立する立場(例: ある命題について、肯定する立場と否定する立場)を設定された競技者が審判に議論を提示する競技」と定義します※※。
そのディベートに関連するかどうかの判断については、管理者の恣意性を排除しきれませんがそれを最小限に抑えるため、かなり許容範囲は広くしています。例えば、全くディベートに言及せず経済学についての記述しかない経済学の教科書のようなものでも公開します。ただし、ボクシングの技術に関する内容しか含まれていない文献などは流石に公開を控えます。内容が一見ディベートと関連していないように感じられるものについては、「文献概要」にその関連性を説明していただければより確実に公開できます。
※このように定義している理由は、「審判が記録したスピーチの内容のみを判定基準として用いること」が「アカデミックディベート」を「パーラメンタリーディベート」などの他のディベート方式と区別する最低限の要件として認識されていると考えられるためです。最低限の要件を満たすディベートは全て本ライブラリーが対象とする「ディベート」と認めることで、管理者による恣意的な排除を最小限に抑えています。
※※この定義の理由も、これが「アカデミックディベート」に関わる人が「ディベート」の「最低限の要件」と認識しているものであると考えられるためです。
- 応募方法
応募フォームから応募してください。
記入方法については、応募フォームのページで説明しています。応募フォームへは下記リンクからアクセスできます。
- 文献閲覧方法
現在はまだ試験運用状態で、『開かれたディベートを支持して』という文献のみ試験的にアップしています。1か月後を目処に本稼働させる予定です。
下記リンクからご利用いただけます。
- ご意見・ご要望
はっきり申し上げて、まだ急ごしらえの段階ですのでご意見、ご要望、ご提案等ございましたら、ndaj(at)gaia.eonet.ne.jp までご連絡いただくか、文献を応募していただく際に応募フォームのご意見欄にご記入ください。